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尺八について
日本の伝統的な竹笛、尺八(しゃくはち)。「尺八」という名は、長さが一尺八寸(約55センチ)ほどあることからつけられました。
ただ一口に尺八と言っても実はその長さにバリエーションがあり、曲の調によって長さの違う管(一尺六寸、二尺三寸など)を用いて演奏します。
西洋楽器のフルートやトランペットなどと比べると見た目はとてもシンプルですが、息の遣い方や首の角度を変えることで驚くほどいろいろな音を出すことができる奥深い楽器です。
やさしい音から力強い音、まるで自然の景色のような表情豊かな音まで奏でられるのが特徴で、それらを表現するために様々な技法が存在します。
1000年を越える長い歴史を持つ尺八ですが、現在ではさまざまなジャンルの音楽で使われています。お琴や三味線との合奏はもちろん、ジャズやロック、アニメやゲーム音楽の中でもその音色が情景を描いています。伝統を守りながらも現代の音楽とも自然に溶け合うその柔軟さが、世界中の人々を惹きつけています。

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